ニック・メイソンの第二の人生
角川文庫
スティーヴ・ハミルトン / 越前 敏弥
2016年6月18日
KADOKAWA
1,012円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ニック・メイソンが塀の外に出たのは、5年と28日ぶりだった。警官殺しの罪で25年の刑期を言い渡されていたが、ある人物と取引を結び、刑期前に出所したのだ。その条件は、ただ1つ。携帯電話が鳴ったら出て、どんな指示であっても従うこと。張りつめた緊張感の中、失った時間を取り戻そうとあがく彼だが、恐るべき指示は容赦なく下される…孤独な男の闘いを、硬質な筆致で描くハードボイルド・ミステリ。シリーズ、第1弾。
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toruo
(無題)
切な系のミステリ「解鍵師」でブレイクした感のある実力者が新たに出したシリーズの邦訳一昨目。 警官殺しの疑いで25年の刑に服していた主人公。実は捕まった事件で警官を撃った男や逃げた仲間のことを一言も漏らさなかったために自分は殺してないのに長期刑に服しているのだが、そのサムライ的な部分を暗黒街の顔役に気に入られ、自分の指示は即座に何でも聞くこと、という条件を飲み、妻や娘に会いたい一心で五年で出所する。 出所してからの暗黒街の仕事に対する葛藤、妻子への気持ち、生い立ちから捕まってしまうまでの人生に対する後悔などが交互に出て来る構成はさすが実力者だけあって上手くまとめられている。 ラストがこうなるか、という印象でいい意味で裏切られた。今後が楽しみなシリーズがまた一つできた印象。
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