「東京電力」研究 排除の系譜

角川文庫

斎藤 貴男

2015年11月25日

KADOKAWA

1,100円(税込)

科学・技術 / 文庫

日本を代表する企業が失墜したのはなぜか? 名経営者も輩出し、名門であったはずの東京電力。実態は異論を許さぬ強権“村社会”だった。安全神話を守るために安全を度外視していき、アメリカへの一方的従属、管理・監視の自己目的化を進める。その果てに分割・民営化の先駆となった排除の体質。東電の本質を、社会的・歴史的に徹底取材して抉り出した“現代の古典”。大幅加筆し、無責任国家・企業に驚愕したすべての人に捧げる。解説・池上彰氏 単行本刊行時、池上彰氏、奥村宏氏、白井聡氏、森永卓郎氏、武田徹氏、新藤宗幸氏ら名だたるジャーナリスト・経済学者・エコノミストらが絶賛。さらに朝日、毎日、東京はじめ各紙で書評され、出版界の有志が1年で最も良かったと思える人文・社会科学の作品に贈る第三回「いける本大賞」をも受賞した大作。 文庫版では、『長崎の鐘』で聖者のイメージがある永井隆の人物像をえぐる論考が、文庫版新章として書き下ろされている。 一つの企業から、日本が見える。 はじめに 序  章 人災と「中国ツアー」  第一章 安全神話のパラドックス 第二章 保守論壇のタニマチ 第三章 木川田一隆「人間開発」の欺瞞 第四章 幻の電源爆破 第五章 「勲章を拒否するほど偉くない」平岩外四 第六章 驕慢なる統治機構 最終章 せめてもの希望を あとがき 文庫版新章 永井隆"聖者”の亡霊 主要参考文献 解説ーー「しんどい仕事」(池上彰氏)

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