サンブンノニ
角川文庫
木下 半太
2016年2月25日
KADOKAWA
704円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健さん。だが3人とも“川崎の帝王”破魔翔に見つかり、連れ戻されてしまう。そして命じられたのは、「“川崎の魔女”の現金輸送車の奪取」だった…!北海道から新たな勢力も進出し、3人はまたもや裏社会の覇権を巡る争いに巻き込まれる。息つく間もない駆け引きと騙し合い。果たしてシュウたちはどん底から抜け出せるか?驚異のノンストップ・エンタテインメント!
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(4)
starstarstarstar
読みたい
4
未読
3
読書中
1
既読
26
未指定
17
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Readeeユーザー
川崎の伝説ふたたび
川崎の伝説を作った三人、頭脳派のシュウ、喧嘩の強いコジ、商売人の駆け引きのうまい健さん。サンブンノイチでは見事に破魔翔と川崎の魔女を出し抜き、大金を得た。 その一年後のお話が、サンブンノニ。一年の逃亡生活の末、川崎に連れ戻された三人。破魔翔に川崎の魔女の現金輸送車を奪えと命令される。そこにチャチャを入れてきたのが、北の北海道ススキノを牛耳る猛獣使いの名取。騙し合い裏切りの連続ノンストップで駆け抜け、最後に笑うのは誰だ?!?! 「どんなときもロマンチックに生きろ」伝説のスリ師、銀爺の。人を色眼鏡で見ない懐の大きさがあり、こんな風に年を取りたい‥そう思わせる銀爺も参戦。悪夢の観覧車が初登場、ナナブンノイチ、そしてサンブンノニ。その存在だけですごいと思わせる人も登場です。 努力をすれば必ず報われるとよく言いますが、でもそれは正しい努力をした場合。世の中を見渡せば、間違った努力の仕方をしている人は、たくさんいる。独学で人生がうまくいくわけがないのに、ほとんどの人間が独学で努力をしてしまう。すでに成功している人間に教えを乞うことをサボる。たまにアドバイスを受けても自分の都合のいい解釈をするだけだったりする。【教えるコツは教えないこと】技術は見て盗め。未熟な奴に手取り足取り教えたら、できる気になって結局は成長を妨げてしまう。ネットで検索すれば何でも教えて貰える。自分が全能になった気がする。無知の本当の意味をわからんと生きていることがどんだけ恐ろしいか‥。成功する人としない人。境界線ははっきりしているのに、線が見えず先の向こう側にいけない。アウトローを目指し、そのてっぺんに君臨したのは、しっかり線を見て超えたあの二人でした。 シュウ役は#藤原竜也 さん。頭は切れるのにどうしようもなく情けない役、これができるのは彼くらいですね。映画も良かったです。
全部を表示いいね0件