高校入試(1)
角川文庫
湊かなえ
2016年3月10日
KADOKAWA
748円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
悪意は拡散するーー。衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! この作品を書けたことで、小説家として次のステージに一歩進むことができました。 ーー湊かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。迎えた入試当日。試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!
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starstar 2.7 2023年10月21日
star
文字通り高校受験を控えた騒動。まだ登場人物も把握仕切れないうちになにやらイタズラめいたことが起き始める。
背景としても地方公立高校崇拝主義だったり、親を連れての受験などちょっと誇張し過ぎている印象。
試験が始まる。問題が漏れる?携帯がなる、部外者の立ち入りなどちょっとした問題が起きる。問題が試験中に漏れるはちょっとしたとはいわないか。それでも面倒くさいのはむしろ同窓会長や県議会議員などのプチ権力者のように見える。キヨタンとエリナなど細かい問題点が多くこの時点では読むのが少し苦労する。
やっと明らかな問題となったのは英語の解答用紙が1枚なくなるという地味なものだがこれだけでは終わらなさそう。先生の間でもヒステリックな女教師や二股で生徒に手を出す教師などここでもジャブのような問題点が浮き上がる。
物語が進み少しずつ犯人グループの素性が明らかとなっていく。皆んな様々な理由は持っているのだろうが明かされる理由は少し弱い。この程度の理由でここまでの迷惑をと思ってしまう。杏子先生の話も何を言っているのかよく分からないレベル。このままでは日本の教育制度の問題点がどうこうというよりも単なる迷惑キャラがいろいろ出てきただけになってしまう。迷惑とは優しすぎる言葉で全部立派な犯罪。女生徒に手を出したのも含めて首や退学にならない理由が分からない。何か最後の方に杏子先生がいろいろ述べているがこれも何を言っているのやら。むしろヒステリックだが言動がわかりやすい坂本先生や結局かっこいい校長にしか共感できない。何かいろいろと消化不良な物語。
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(無題)
管理職になりたいっていう気持ちに共感できない 保護者の声に負けすぎて読んでいてイライラする 途中から春山が犯人って見えてきて展開に意外性がなかった で、田辺くんは何がしたかったの…? 荻野は何がしたかったの…?
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