きみといたい、朽ち果てるまで 〜絶望の街イタギリにて(1)

坊木 椎哉

2016年11月26日

KADOKAWA

1,485円(税込)

小説・エッセイ

選考委員の評価が真っ二つに割れた、第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作! 世界から見捨てられた人々が集まってくる混沌の街・イタギリ。希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった……選考委員の綾辻行人氏をして「ボロボロ泣いた」と言わしめた、凄絶にして美しいエンディングは見物! 独特の世界観と美学に彩られた新しいホラー小説にして究極の恋愛小説!! かつてこんなにも激しく、こんなにも切ない恋があっただろうかーー衝撃の受賞作に絶賛の声! 【綾辻行人氏(作家・日本ホラー小説大賞選考委員)】 クライマックスから結末に至る凄絶なシークエンスを読むうち、どうしても涙が止まらなくなった。こういうのを「ボロ泣き」というのだなあ、と思った。ミステリやホラーの新人賞の原稿を読んで、こんなに泣いたのは初めてだった。--傑作である。   【長谷敏司氏(作家)】 泥沼のような絶望を掻き分けて、見つけたロマンスの尊さに、少年はまだ気づいていないかもしれない。それは、我々この物語を読む者だけに、発見できる輝きかもしれないのだ。 【redjuice氏(イラストレーター)】 美しいと言うにはあまりにも血と死臭に彩られ過ぎた、壊れたボーイミーツガール。 それでもなお、美しい情景を思い描かずにはいられませんでした。

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