マルクスを再読する 主要著作の現代的意義
角川ソフィア文庫
的場 昭弘
2017年3月25日
KADOKAWA
1,100円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
資本主義国家が外部から収奪できなくなったとき、資本主義はどうなるのか?この問題意識から、日本を代表するマルクス研究者が主要著作を読み解いた講義録。「グローバリゼーションが社会を上位均衡化させる」は、幻想だった。実際に起こったのは中産階級の崩壊であり、下位均衡化(下の方で貧しくなる事)だ。「“帝国”以後の時代」を考えるには、資本主義後の世界を考えたマルクスを再読する必要がある。
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