メゾン・ド・ポリス2 退職刑事とエリート警視
角川文庫
加藤 実秋
2018年10月24日
KADOKAWA
748円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
警視庁柳町北署管内の歩道橋で、男性の転落死体が発見された。新人刑事ひよりは、メゾン・ド・ポリスに住む元刑事のおじさんたちに呼び出され、住人・藤堂の元妻で美人鑑識課員の杉岡も巻き込んで捜査をする羽目に。さらにひよりは、捜査一課の間宮からメゾンの雑用係・惣一郎の「観察」を命じられてしまう。やがて明らかになる警察の闇。そのとき、ひよりとおじさんたちがとった行動とは?かつてない警察小説、怒涛の第2弾!
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悩むのもいい
どんなに悩んでも、決める時は一瞬です】 かりかりかりかり。ひどく軽く乾いた音。 子どもたちは手に鉛筆を握り、机上に置かれた原稿用紙に何か書いている。 みんな真剣な表情で、ふざけたりお喋りしたりしている子はいない。 自分の机の上にも原稿用紙があった。 かりかりかりかり。音が大きくなる。 しかし自分の原稿用紙は真っ白なまま。 みんなと同じように書かなくちゃ。 焦りが募る。 でも何をどう書いたらいいのか分からず手も動かない。 かりかりかりかり。 音はさらに耐えがたいほど大きくなった。 必至に頭を巡らせて手を動かそうとする。 それでも書くべき言葉が見つからず、、、 どんなに頑張っても、手は張り付いたように動かなかった。 だれかたすけて。。。 かりかりかりかり。 原稿用紙の上を動く音にかき消される。 焦りは恐怖に変わり、 同時にひどく悲しく、 寂しい気持ちが押し寄せた。 目が覚めると、見慣れた闇が広がっていた。 教室と原稿用紙、鉛筆の音。 耳にはまだかりかりかりという音が残こり動機がする。 自分が見る、唯一の夢だった。 ここにいる人は、後悔を抱え、罪を背負っている。 だから繋がりあえるし、優しくもできる。 ひよりさん、あなたも同じでしょう。 迷いも不安も、消えてはいない。 それでも目の前が開け、力がみなぎってくるのを感じた。 「あなたもメゾン・ド・ポリスの仲間です」 伊達さんの優しい声が染み渡る。 真実を知って、父親を取り戻す。。。 そう、決めた。 メゾン・ド・ポリスのメンバーと事件解決に奔走するひより。 上からの圧力で右往左往しながらも、前に進んでいきます。 ひよりの父は生きているのか。 家族と離れて今どこにいるのか。 なぜ身を隠さねばならなかったのか。 すでに亡くなっているのか。 ひよりの父が失踪して11年、その真相がいま明かされます。
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メゾン・ド・ポリス2作目
メゾン・ド・ポリスに関わるようになってひよりもだいぶ成長したかな? 前作の終わりをちょっと忘れてしまっているのでついていけないところもありましたが内容は安定。各キャラはドラマのキャストで脳内再生です。ドラマは見てないですけど… メインのストーリーよりナナちゃんがいいキャラなので全て持っていっている感もある。
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