食っちゃ寝て書いて
小野寺 史宜
2020年5月29日
KADOKAWA
1,870円(税込)
小説・エッセイ
作家の横尾成吾はここ数年、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。50を前にそろそろ出版社から声がかからなくなるのでは、との不安を感じていた矢先、担当編集者からボツを食らわされ、不安に拍車がかかる。書くことを何よりも優先し、ずっと一人で生きてきた横尾。大学からの友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の新しい担当になった井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、もう後はないと気は焦るばかり。菜種は、自身同様長く停滞中の横尾と本気で向き合いはじめるー。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(19)
starstarstarstar
読みたい
14
未読
1
読書中
0
既読
94
未指定
48
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Readeeユーザー
(無題)
星3にしたけど気持ちとしては3.5くらい かなり文体が特徴的。めちゃくちゃ文が短い。 佐藤多佳子さんっぽくはない。また別のもの。 あんまり好みじゃないかな?って思って読んでたのだけどだんだん面白くなった。スロースターターって感じ。 中堅作家・横尾と、中堅編集者・井草(本名細貝)の2人の語りが交互に展開される。生真面目に愚直に仕事をし続ける横尾と井草だが、2人とも仕事の成果はいまいちパッとしない。そこから大逆転があるようなお仕事小説ではない、そこがよかった。地味なんだけど、2人の心の持ちようがちょっとだけ変わる。仕事への取り組み方が、一冊の本を制作する過程で少しだけ挑戦的になる。些細な変化なのだけれど、読んでいて嬉しくなった。 文芸編集者の仕事にもけっこう触れられていて勉強になった。やっぱ企画がよくわかんないな…作家から出す企画と編集者から出す企画の割合を知りたいな
全部を表示いいね0件