ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録

古川 英治

2023年8月17日

KADOKAWA

1,760円(税込)

人文・思想・社会

★第55回大宅壮一ノンフィクション賞ノミネート!!★ ーーーーー 「どのページにも人間の顔と声がある。そして、書き手の息の音が聞こえてくる。」 糸井重里(ほぼ日代表) 「大きな感動を持って読んだ。お世辞抜きに、ロシア侵攻後に刊行されたウクライナ本の中では出色の出来。」 小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター講師) ーーーーーーー (章立て) 第一章 恐怖の10日間 -2022年冬   第二章 独りぼっちの侵攻前夜 -2021〜22年冬 第三章 ブチャの衝撃 -2022年春   第四章 私の記憶 -2004〜19年 第五章 コサックを探して -2022年夏   第六章 民の記憶 -2022年夏   第七章 パラレルワールド -2022年秋   第八章 ネーションの目覚め -2022〜23年冬 (目次) 序章 モスクワからのメッセージ 第一章 恐怖の10日間 -2022年冬   「君はどうするの?」 ルビコン川 私は当事者だ 「負けると決めつけている」 「我々の土地だ」 音声だけのインタビュー ゴーストタウンのオアシス 妻の決断 第二章 独りぼっちの侵攻前夜 -2021〜22年冬 現実を直視しているのか? 頼りになる取材先 「2日で陥落」 「半分殺す」 「準備はできている」のか? これが日本だったら 最後の晩餐 第三章 ブチャの衝撃 -2022年春   戦争と平和の間 君が正しかった ジェノサイドの現場 恐怖ではなく怒り ママとの再会 祝福は空襲警報 意外な記者会見場 市民の抵抗疑わず 頭上にミサイル 初めて団結した町 瓦礫の宮殿 地下の暮らし 第四章 私の記憶 -2004〜19年 広場を埋め尽くした市民 自由の運動 友人が躍った理由 マイダンを死守した「コサックの伝統」 麻薬と冷笑主義 「反ロ記者」 「私たちを見捨てたのでは」 マリウポリの子供たち 第五章 コサックを探して -2022年夏 陽気な兵士 泣くほど美味いパン 農業という生き方 敵を笑い倒す ウクライナのレモネード ライフ・ボランティア・バランス 発起人は民間人 「ハッカー」と接触 第六章 民の記憶 -2022年夏   ママの生家 政治の話はタブー 生存者の証言 くたばるのを見るまで かき消された歴史 最高のコーヒー ヴィヴァルディの響き クールな市長 第七章 パラレルワールド -2022年秋   ウクライナと日本の距離 初めての楽観 歴史家の疑問 早く帰りたい 第八章 ネーションの目覚め -2022〜23年冬 真っ暗な街 地下室の恐怖 一番危なかった場面 ヘルソン行きの車掌 国営の責務とは 最年少の閣僚 「日本より進んでいる」 「勝利の世代」 成長した「ハッカー」 二度目の記者会見 もう1つの戦い あとがき

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