欺瞞の殺意

角川文庫

深木 章子

2023年2月24日

KADOKAWA

858円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。 「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずですーー。」 無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられーー、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていくーー。「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。 目 次 昭和四十一年 夏   書簡  治重より橙子へ   書簡  橙子より治重へ   書簡  治重より橙子へ   書簡  橙子より治重へ    書簡  治重より橙子へ 平成二十年 冬   白鳥の歌   追録  解説 千街晶之

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(5

starstarstar
star
3.64

読みたい

15

未読

2

読書中

0

既読

13

未指定

24

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください