ロストワールド

角川文庫

林 真理子

2025年5月23日

KADOKAWA

1,078円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

バブルの寵児ともてはやされた不動産王の夫と八年前に離婚し、現在は脚本家として働く沢野瑞枝。 夫はバブル崩壊後にすべてを失い、失踪してしまったため、一人娘・日花里の養育費も払われないままだった。 あるとき、年下のプロデューサーの奥脇から、瑞枝自身をモデルに「バブル期をドラマに描かないか」という依頼を受ける。 夫との出会いや結婚生活など、自らを切り売りするようなオファーに躊躇っていた瑞枝だが、娘からの励ましを受けて仕事に挑み始める。 執筆中に当時のことを振り返る中で、ずっと会っていなかった元夫の影が現れ、離婚以来音信不通だった夫の親友と再会し、 さらには自身のドラマに出演する人気俳優が接近してきて…。 一人の女性、そして家族の再生を描く傑作長編! 第 一 話 聖 夜 第 二 話 形 見 第 三 話 制作発表会 第 四 話 回想その1 一九八六年 第 五 話 朝焼け 第 六 話 回想その2 一九九〇年 第 七 話 うわさ 第 八 話 古 都 第 九 話 東 京 第 十 話 回想その3 一九九〇年 第十一話 打ち上げパーティー 第十二話 最終回 第十三話 緑 風

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