宿敵(上)
角川文庫
遠藤周作
1987年9月30日
角川書店
528円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
秀吉麾下の加藤清正と小西行長は好対照をなす武将であった。行長は海外貿易で繁栄を極めた堺の貿易商小西隆佐の息子であり「水の人」である。清正は尾張中村の鍛治屋の子、あくまで「土の人」である。堺の会合衆の富と政治手腕をうしろ楯に持つ行長と、徒手空拳、自分しか頼れなかった清正、両者は出発から違っていた。秀吉はみごとな近習操縦術で2人をきそわせる。しかし、武人と商人とは根底において手を握れない。やがてライバルは死闘を演じる宿敵となった
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(無題)
加藤清正と小西行長の価値観が対称的な2人の物語。P215の朝鮮が対馬を援助って記述は、応永の外寇で恥をかいた朝鮮が対馬に米を朝貢してたと逆ではないかな?朝鮮征伐自体、中国との貿易とキリスト教国の植民地対抗が最近言われており、秀吉の耄碌みたいな理由はさすがに疑問です。失敗したのは、朝鮮が貧しすぎて、日本を統一した秀吉得意の物量作戦が通じなかったからではないかと素朴に思ってます。歴史観に関しては時代を感じます。
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