所は何処、水師営
SF<西郷隆盛と日露戦争>
角川文庫
光瀬龍
1987年3月31日
角川書店
501円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
明治10年。西南戦争に敗れた西郷隆盛は、鹿児島の城山で自害した。だが、巷では、西郷は死んではおらずロシアに逃れ、ロマノフ王朝と共に明治政府顛覆を図っていると噂されていた。明治37年、日露戦争勃発。快進撃をつづける日本軍は勝利を得るかにみえたが、形勢は逆転、水師営で勝者西郷と敗者乃木大将が会見したー歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まる。そして、謎の背後には、世界的物理学者アインシュタインの影が…。動乱の明治期を舞台に展開する波乱万丈の歴史SF。
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