神戸異人街スキャンダル

角川文庫

和久峻三

1986年6月30日

角川書店

458円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

祇園新地の芸者鈴吉の今夜の大盤振舞には魂胆があった。行方不明になった幼なじみ秋岡せつを探してほしいとのたのみであった。“青銭三百文で他人の揉めごとに首を突込み、飯のたねにする”と陰口をたたかれる明治期の代言人こと弁護士の中で、落合源太郎は身銭を切り、手弁当で権力の圧迫と闘う数少ない代言人である。神戸異人街に売られていたせつが、オランダ商館長を射殺して逃げ帰ってきた。せつをかくまった源太郎は、異人街でうわさの「淫楽の館」のスキャンダルをあばき、一人、不平等な治外法権に挑む。

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