広島に原爆を落とす日(下)

角川文庫

つかこうへい

1989年5月31日

角川書店

418円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「…私の魂は、遥か彼方、宇宙の塵となって、けっして許されることなく幾千万年もの時を旅することでありましょう。漆黒の闇を旅する意識体の孤独を癒やすものは、かつて愛されたことがあるという記憶だけなのです。かつて愛したことがあるという記憶だけなのであります」-祖国を愛し、日本を、そして何より恋人百合子を愛するがゆえに、投下ボタンを押さざるをえなかった犬子恨一郎。みずからを誇り、自特と愛の思い強く生きる男の生と時代を、精密に築かれた仮構のなかで描いた、現代文学の傑作。

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