町医者のないしょ話

角川文庫

志賀貢

1987年6月30日

角川書店

416円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

下町情緒たっぷりの人形町に、また朝がめぐってきた。床屋の六さんは、飼い猫の狂四郎が客の手を噛み苦情をいわれたことで、目下悩んでいる。でも、この道30年、今では町会の理事をしていて、いってみればこの町の“顔役”だ。その六さんに出番がやってきた。脳卒中でもう2年も寝たきりのおトヨ婆さんの家が立退きを迫られているらしい。長い間の看病で疲れきっている若夫婦のために、六さんが家主にかけ合うことになった。さあ、六さん、どうする…?婦長の長居過子さんも健在だ。下町医院を中心に醸しだされる心温まる人情ないしょ話。傑作書下ろし。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください