宇宙皇子(7)

角川文庫

藤川桂介

1988年3月31日

角川書店

598円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

小角の大島への配流によって統率を失った金剛山に、宇宙皇子は再び戻り、指導者として迎えられた。試練の続くそんなある日、天上界への入口とされる巨大な岩の懐に、皇子は人間の魂そのものを映し出す“聖魔鏡”を発見する。皇子はその輝きの中に初めて己と闘う事を知り、そして柿本人麻呂の教えを胸に、朝廷側の仕掛けた謀略というべき「笛比べ」に独り立ち向かっていく…。渇望の地平線に描かれた不動明王の謎とは何かー?情念の嵐うず巻く華麗なる異次元歴史ロマン、めくるめく感動の第7弾!

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstarstar 4

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

2

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

NOB

皇子の試練の日々

starstarstarstar 4.0 2020年11月02日

小角が流罪となり、金剛山をどのように守るか、指導者となった皇子の試練と葛藤の時期が書かれます。 年の若い者が、年上の人間を率いていく、難しいけれど、禅童子、智童子、遊鬼たちがフォローしながら金剛山を守り抜く。ファンタジー色は相変わらずなものの、この巻では霊力よりも、修行の力を前面に出しています。地上編残り3冊、さくっと読めそうです。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください