宇宙皇子(9)

角川文庫

藤川桂介

1988年6月30日

角川書店

555円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

灼熱の阿児奈波から金剛山へと舞い戻った皇子と各務は、飛鳥に激動の時代が訪れているのを知る。大宝律令の施行と上皇の死が意味するのは、壬申の乱から築き上げられたひとつの時代の終焉そのものだった。疫病が蔓延し、飢えに苦しむ人々の姿をまのあたりにした皇子は、藤原宮打倒を誓い、流民王国建設への野望を抱く。そして神との対峙をはかるが、朝廷側に立った小角からの幾つかの問いかけにより、それは他ならぬ己との闘いだという事を知るー。華麗なる異次元歴史ロマン第九弾。

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NOB

覚醒したはずの各務の出番はほぼなし

starstarstarstar 4.0 2020年11月03日

この巻ほとんど皇子のひとり舞台で、各務やキジムナーの出番はほとんどなし。 小角の試練と皇子の葛藤の繰り返し。それなり面白くはあるのですが、若干マンネリ感も。

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