天翔ける倭寇(上)
角川文庫
津本陽
1993年11月30日
角川書店
550円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
平戸の領主の庇護を受けて、大明の沿岸に跳梁する大海賊・王直の手下となった源次郎は、天文十七年、大量の鉄と硝石を紀伊雑賀の荘に持ち帰り、雑賀鉄砲衆二十五人の若者を連れて、再び平戸へ向かった。鉄砲伝来直後の乱世のただなか、さまざまな思惑を抱いて大陸へ渡った若者達の夢とロマンと郷愁の情を描いた、海洋冒険時代小説の傑作。
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(無題)
倭寇ものは初めてで、信長の子供時代、鉄砲が伝来した頃(1550年頃)で、紀州・平戸から中国浙江省周辺を舞台にしています。仏郎機砲(国崩し)、大量の鉄砲、1万5千人の倭寇(1万石で雇える兵士300人として領地50万石分) 書いていることが自分の常識とリンクできないだが、そこはフィクションと納得。本当、倭寇って日本人がどのくらいやっていたのだろうか知りたくなりました。
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