女体の賭け

角川文庫

豊田行二

1992年3月31日

角川書店

501円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

白く豊かな胸の下は、ひきしまった贅肉のまったくない腹部。そしてさらにその下方には…。卓越した美貌と姿態を備えた水原麻紀が、男の仕事・総会屋になったのは、父親の復讐を果たすためだ。合理主義・少数精鋭主義というスローガンのもとに、過酷な労働を強いられた父・繁松は脳溢血で倒れ、障害を持つ身となった。だが、そんな繁松を会社は冷酷非情にも、僅かな退職金だけで放り出したのだ…。欲にかられ、不正な行為で利益を貪る男どもに一矢報いるべく、肉体を武器に女総会屋が巨大企業に挑む。総会屋のノウハウから、株操作、M&Aに至るまで、役立つ情報を満載した社会人必読の書。

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