キッチン

角川文庫

吉本 ばなな

1998年6月23日

KADOKAWA

440円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくるー。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。

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おーちゃん

すっと入る

starstarstar 3.0 2023年11月12日

内容はだいぶ忘れたが、すっと入る面白い小説だったと思う。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年08月15日

「書店ガール」の1巻で、理子がキッチンを読んで泣くシーンがあって、気になったので借りてみた。なんと刊行1991年!古い。 理子が「少女漫画のよう」と述べていたけど言い得て妙という感じ。 二編入っていて、「キッチン」は天涯孤独となった女子大生・みかげが恋人でもない雄一の家に同居するお話。すごい展開だ。笑 「ムーンライト・シャドウ」は主人公・さつきが恋人の等を事故で亡くして、毎日川沿いをジョギングしていると謎の女性・うららに出会う‥という話。最後は川で等の姿を見ることができる。 ちょっと変わった登場人物が多かったけれど、軽快な文章で読みやすかった。

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