消えたV1発射基地
角川文庫
トニー・ケンリック / 上田公子
1986年3月31日
角川書店
533円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
第2次大戦中、ドイツはフランス国内に80カ所のV1発射基地を設けた。戦後その基地はすべて発見され、破壊された、とされている。元ドイツ空軍の伍長にして熱烈なヒトラー崇拝者であったラウターが、V1発射基地が実は81カ所あったと知ったのは1955年のことだった…。1978年12月、ロンドンの一画で爆発事故が起きた。ガス爆発かIRAの爆弾製造のミスか、と思われた。だが保険会社の調査員ペラムが、現場で奇妙な金属片を見つけた。分析の結果それはかつてV1専用に造られた推進装置の一部とわかった。“誰かが第2次大戦をやり直そうとしているのか!?” ペラムは愕然となったー名手ケンリックが新境地を拓く冒険サスペンスの力作。
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