緑の檻

角川文庫

ルース・レンデル / 山本楡美子

1988年7月31日

角川書店

458円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

グレイは本を一冊著わしただけの売れない作家。緑の小径の奥にあるコテージに一人住み、電話も受話器をはずし、まるで世捨て人のような耐乏生活を送っている。そして電話は、彼を怯やかすものの象徴であった。それはいつ息を吹き返し、美しい人妻、ドルシラとのすでに終ったはずの“危険な関係”にふたたび火をつけかねないのだ…。二人の間には、果されないままに終った或る企てがあった。とうに葬りすてたはずのそれが、やがてグレイを閉じこめる恐ろしい罠に変貌をとげようとは、彼には知る由もないことだったー。

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