戦国秘譚 神々に告ぐ(上)
角川文庫
安部 龍太郎 / 角川書店装丁室
2002年10月25日
KADOKAWA
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。古来、神々に礼を尽くして地上の平安を守ることを務めとしてきた京都朝廷は、衰微を極めた。弘治三年(一五五七)、後奈良天皇は後事を若き関白・近衛前嗣に託し、崩御。前嗣の奔走が始まる。幕府再建による朝権回復を目論む前嗣は、都を逐われた将軍・足利義輝と結び、都を支配する三好長慶を除こうと計画。これを阻もうとする長慶の権臣・松永久秀の秘められた思惑とは?『信長燃ゆ』『関ヶ原連判状』へと続く、壮大な安部龍太郎の戦国三部作第一弾、待望の文庫化。
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戦国時代の朝廷・公家の様子
この時代の小説というと、どうしても武士の話しになるところではあるけれど、本作はその中で数少ない、朝廷を舞台とした作品。 近衛前嗣はその中でもかなりメジャーな人物でしょう。 それでもやはりなかなか接する機会はないため、どのようなかたちで生き抜いてきたのか、興味深く読み進められた。 時代小説は近いところでは、津本陽の乱世、夢幻の如しを読了したところで、時代的にちょうど重なるところで、三好家と将軍家の争いを違う視点で読めるところはやはり読み手側としては楽しめるところ。 下巻はまさに戦国時代の花形的な時期に突入するところ。楽しんで読み進めたいと思います。
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