にあんちゃん
角川文庫
安本 末子
2010年2月25日
KADOKAWA
607円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
昭和28年、九州の炭坑町。幼くして両親を亡くし、長兄の僅かな稼ぎで身を寄せ合って暮らす4人の兄妹。やがて臨時雇いの長兄が解雇され、一家は離散、次兄(にあんちゃん)と10歳の末子は、知人宅の居候の身になった。さらに襲ってくる苦境に次ぐ苦境。しかし、末子は希望を捨てず、真っ直ぐに生きていく。貧困の悲しみ、兄妹の愛と絆、教室の友情ー末子を取り巻く現実をありのままに綴り、日本中の涙を誘った少女日記。
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心が洗われる
極貧生活をおくる朝鮮人兄弟の妹の日記。子供の文章だがとてもよい。救いは朝鮮人として差別を受けていなかったこと。貧乏ながら優秀で妹は慶応、兄は早稲田へと進学している。
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