能の読みかた(1)

角川ソフィア文庫

林 望

2016年2月25日

KADOKAWA

1,188円(税込)

エンタメ・ゲーム / 文庫

能の舞台は「この世」ではない。謡曲の形で書き留められた情報は、いわば骨格にすぎない。それをどう肉付けして見せるかは、役者の「解釈」次第。その自由闊達さが能という芸能の生命であるーー。古典や民俗学に通じた著者ならではの「読みかた」は、中世の感受性を無理なく現代によみがえらせ、能初心者でも十分楽しめる。85もの能の演目が、生き生きと洒脱な文章で描きだされ、典雅な能の世界へいつのまにか引き込まれる。 能舞台の意味  あ行    葵上 (あおいのうえ)  阿漕 (あこぎ) 安達原 (あだちがはら)  敦盛 (あつもり) 海士 (あま) 一角仙人 (いっかくせんにん)      井筒 (いづつ) 鵜飼 (うかい) 歌占 (うたうら)  江口 (えぐち) 絵馬(えま) 老松 (おいまつ) 翁 おきな 小塩 おじお か行 杜若 (かきつばた) 花月 (かげつ ) 春日龍神 (かすがりゅうじん) 葛城 (かつらぎ) 鉄輪 (かなわ) 邯鄲 (かんたん) 菊慈童 (きくじどう ) 清経 「恋の音取」(きよつね「こいのねとり」)  熊坂 (くまさか) 車僧(くるまぞう )源氏供養 (げんじくよう) 玄象(げんじょう) 恋重荷 (こいのおもに) 項羽 (こうう) 小鍛冶 (こかじ) 胡蝶 (こちょう ) さ行 西行桜 (さいぎょうざくら) 志賀 (しが) 七騎落 (しちきおち) 石橋( しゃっきょう) 舎利 (しゃり 俊寛 (しゅんかん) 猩々乱 (しょうじょうみだれ 正尊 (しょうぞん) 隅田川 (すみだがわ) 善 界 (ぜがい) 千手 (せんじゅ) 草子洗小町 (そうしあらいこまち) た行( 大瓶猩々 (たいへいしょうじょう ) 高砂 たかさご) 忠度 (ただのり ) 龍田 (たつた ) 玉井 (たまのい) 田村 (たむら) 鶴亀 (つるかめ) 天鼓 (てんこ)  道成寺 (どうじょうじ 唐船(とうせん 東北 (とうぼく 巴 (ともえ な行 錦木 (にしきぎ) 鵺 (ぬえ)  野宮 (ののみや) 野守 (のもり) は行 羽衣 (はごろも) 半蔀 ( はじとみ)  橋弁慶 (はしべんけい) 鉢木 (はちのき) 花筐 (はながたみ)班女 (はんじょ) 藤 (ふじ) 富士太鼓 (ふじだいこ) 藤戸 (ふじと) 船弁慶 (ふなべんけい) 放下僧( ほうかぞう) ま行 巻絹 (まきぎぬ) 松風 (まつかぜ) 三井寺 (みいでら)  通盛 (みちもり 三輪 (みわ) 望月 (もちづき) 求塚 (もとめづか) 紅葉狩 (もみじがり) や行 夕顔(ゆうがお) 遊行柳 (ゆぎょうやなぎ)  熊野( ゆや) 養老(ようろう) 吉野天人 (よしのてんにん ) 頼政 (よりまさ)  弱法師 (よろぼし) ら行 籠太鼓  書後に 中世の感受性と想像力に立ち会える   丸谷才一

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