日本文学の大地
角川ソフィア文庫
中沢 新一
2019年2月23日
KADOKAWA
1,056円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
言霊の大いなる循環をおそれた万葉集の詩人たち。権力と性愛のふたつの糸が織りなす源氏物語。霊性の贈与を信じ自らを投げ出した親鸞。東海道中膝栗毛の驚くべき軽さと、その底に広がる深淵ーー。古典文学がいまなお私たちを魅了するのは、自然と文化が分離されない「大地」に、その言葉が根をおろしていたからだ。霊、貨幣、共同体、そして国家をめぐる思考から、日本人の無意識を揺さぶる19の古典に迫る。 解説・酒井順子 はじめに 源氏物語 万葉集 新古今和歌集 歎異抄 東海道中膝栗毛 松尾芭蕉 栄花物語 日本霊異記 蜻蛉日記 雨月物語 太平記 井原西鶴 大鏡 宇治拾遺物語 夜の寝覚 日本書紀 近松門左衛門 禅竹 謡曲 江口 あとがき 原文・現代語訳 出典一覧 解説(酒 井順子)
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