生理用品の社会史
角川ソフィア文庫
田中 ひかる
2019年2月23日
KADOKAWA
1,056円(税込)
美容・暮らし・健康・料理 / 文庫
日本女性の生活を大きく変えた画期的な商品「アンネナプキン」。その誕生は、ほんの50年ほど前のことである。女性の社会進出を支えた商品開発の裏には、一人の女性経営者の一筋縄ではいかないドラマがあったーー。植物、絹、脱脂綿、ビクトリヤなど、不便で不快だった古い経血処理の方法から、欧米ほどタンポンの使用が普及しなかった理由まで。一大ビジネスへと発展した、女性史にとどまらない日本社会の変遷を明らかにする。 はじめに 第一章 ナプキンがなかった時代の経血処理ー植物から脱脂綿まで 第二章 生理用品の進化を阻んだ月経不浄視ー「血の穢れ」の歴史 第三章 生理用品が変えた月経観ーアンネナプキンの登場 第四章 今日の生理用品ーナプキンをめぐる“イデオロギー” おわりに 文庫版あとがき 引用・参考文献 生理用品関連年表 アンネ社広告資料
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