秘境旅行

角川ソフィア文庫

芳賀 日出男

2020年1月23日

KADOKAWA

1,276円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

網走に住むオロッコ族の祭典、亡霊を迎え陶酔する西馬音内の夜、深山のロクロ師の生活、四国の最果ての石垣の村、老人が昔話を伝える南海の離島ーーここに描かれるのは景勝的な秘境ではない。「ある日、ある時俄然群衆の中にエネルギーが燃え上ると一変する小世界がある……光景的秘境の地底には、そこに何かがあり普遍的な日本がひそんでいる」折口信夫と宮本常一を師にもつ民俗写真家が最盛期 の十年間に旅した二千日の記録。掲載写真150点超! 【目次】 はじめに 口絵 南の果ての奄美群島 ノサップ〈すさまじき流氷、それは国境の岬の春のことぶれ〉-北海道ー 網走〈日本国籍を持つ北アジア系のオロッコ族を訪ねて〉-北海道ー 恐山〈白昼に死者を呼び出す? 不気味な巫女市の裏面〉-青森県ー 西馬音内〈亡霊を迎えて三夜の陶酔、異様な真夏の夜の祭典〉-秋田県ー 妻良〈誰でも行ける南伊豆の秘境、純朴な四季の風物詩〉-静岡県ー 隠れ里の花祭〈年末から正月に神々を招待、徹夜で舞う神楽の里〉-愛知県北設楽郡ー 舳倉島〈海女二千名が夏を過す孤島! 裸体の楽園で暮す〉-石川県ー 木地屋の村めぐり〈深山に住み日本工芸の伝統を守るロクロ師の生活〉-福井県・石川県ー 宇波西神事〈三方五湖をめぐって行われる神秘的な祭の全貌〉-福井県ー 山の中の民俗博物館〈一校長の執念! 民具の蒐集品が国の宝となる!〉-広島県ー 大東町〈生活派の観光地、日本一の養鶏町となった鍵は?〉-島根県ー 外泊〈四国のさいはて、海賊根拠地? 奇妙な石垣の村〉-愛媛県ー 壱岐〈島民の四分の一が集まる年に一回の春一を訪ねて〉-長崎県ー 福江島〈新興宗教へ改宗した隠れキリシタンの生活を探る〉-長崎県五島列島ー 甑島〈昔話を語り伝える老人たちが住む南東の離れ島!〉-鹿児島県ー 沖永良部島〈夕映えの珊瑚礁の岬で、島民たちは飲んで唄う〉-鹿児島県ー 久高島〈沖縄本島から離れた孤島に住む白衣の巫女と対面〉-沖縄県ー 文庫版によせて 芳賀日向

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