千夜千冊エディション 心とトラウマ

角川ソフィア文庫

松岡 正剛

2020年2月21日

KADOKAWA

1,496円(税込)

文庫

鬱が蔓延している。社員の17%が鬱と診断された会社もあるという。もはやひとごとではない。意識や精神はどこにあるのか。脳と心は別ものなのか。自分の中に別人がいる感覚や、鏡の中に自分がいる感覚。だれもが持ちうる違和感に焦点をあてる。 子どもの期間が長く、子どもの特徴を残したままゆっくりと成熟することを生物学で「ネオテニー」という。人間やカエルなどもそれにあたる。成長しきれない1つ前の段階、それが何らかのきっかけで解除できず幼児性が出てしまうことも、ひとつの精神現象なのかもしれない。 なにかと生きづらさを感じるこの世の中で、自分の中の道しるべにふと気づける本が満載。 第一章心についた傷 斎藤茂太『女のはな いき・男のため いき』八〇三夜 北杜夫・斎藤由香『パパは楽し い躁うつ病』一七二一夜 夏樹静子『椅子がこわい』一四六夜 塩倉裕『引きこもり』五七六夜 岡田尊司『う つと気分障害』一七二四夜 ホーウィ ッ ツ&ウェ イクフ ィー ルド『それは「うつ」ではな い』一五二二夜 森茂起『トラウ マ の発見』一五九三夜 第二章自分の中の別人たち ア シ ュ レイ・モ ンターギ ュ『ネオテニ -』一〇七二夜 デ イヴ ィ ッド・ホロビン『天才と分裂病の進化論』六八四夜 中井久夫『分裂病と人類』一五四六夜 小俣和一郎『精神病院の起源』四七〇夜 ロ バート・ル イス・ステ ィーヴ ンソ ン『ジーキル博士とハイド氏』一五五夜. ダ ニ エ ル・キイス『24人のビリー・ミリガン』二一八夜 第三章脳が心を見て いる ワイ ルダー・ペ ンフィールド『脳と心の正体』四六一夜 カール・ポパ -&ジ ョ ン・エクルズ『自我と脳』一〇五九夜 ロ ジ ャー・ペ ン ロ -ズ『皇帝の新し い心』四夜 茂木健一郎『脳とク オリア』七一三夜 ア ントニオ・ダシオ『無意識の脳・自己意識の脳』一三〇五夜 マーヴィ ン・ミンスキー『心の社会』四五二夜 安西祐一郎『心と脳』一六〇六夜 第四章心理学と「私」の間 カート・ダ ン ジガー『心を名づけること』一七二三夜 ゲオルグ・グ ロデック野間俊一『エ スとの対話』五八二夜 カール・グスタフ・ユ ング『心理学と錬金術』八三〇夜 R・D・レイン『レイ ンわが半生』二四五夜 ジャック・ラカ ン『テレヴィジオン』九一一夜 ディディエ・アンジ ュ -『皮膚ー自我』一五〇一夜 フ レッド・ド ツキ『心を自然化する』一六九八夜 岩井寛『森田療法』一三二五夜

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