坐禅ひとすじ 永平寺の礎をつくった禅僧たち

角川ソフィア文庫

角田 泰隆

2008年2月23日

KADOKAWA

691円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

坐禅の姿は、さとりの姿である。永平寺の禅が確立するまでの歴史をわかりやすく綴りながら、道元禅の真髄を師弟間で交わされる問答を通して解き明かす。鎌倉初期、中国から曹洞禅を伝えた道元禅師の弘法(ぐほう)への情熱は、膝下に集う有能な弟子たち、懐奘・義介……へと受け継がれていく。“只管打坐、ただひとすじに坐禅をする”。それは仏陀がさとりを得た姿そのものであり、仏陀のごとく生きる証なのである。道元禅の入門書。 まえがき 第一章 黎 明 師、如浄禅師との別れ 明全和尚と入宋する時のこと(回想) 青年僧に見送られて 大海原にて 正統な坐禅を弘めるために 寂円がやってくる 興聖寺を開く 第二章 興 隆 懐奘、道元禅師を訪ねる 十六歳の義介の動揺 懐奘の入門 多くの僧侶が集まる 義介、懐鑑と共に道元禅師のもとへ 義介、道元禅師の教えを受ける 兄弟子、僧海との出会い 比叡山の圧迫 越前山中に移る 義介、典座に命ぜらる 大仏寺の建立 大仏寺を永平寺と改める 永平寺での修行 第三章 誓 願 道元禅師、鎌倉へ行く 義介、道元禅師不在の永平寺をまもる 道元禅師、帰る 懐鑑、波著寺に没する 永平寺を懐奘に託す 義介への遺誡 老婆心がない 脇本の宿での別れ 道元禅師の示寂 義介の悲嘆 懐奘禅師の孝順 第四章 継 承 懐奘禅師と義介、師弟の礼をとる 義介、嗣書を拝見する 先師の教えに表裏なし 老婆心とは 義介の迷い さとりの風光 懐奘禅師の法を嗣ぐ 寂円、山に籠もる 中国の禅林視察 義介、永平寺の第三世となる 義介禅師、五年で住持を退く 老母への孝養 第五章 躍 進 八歳の少年、永平寺に入門する 義介禅師の夢 懐奘禅師の示寂 義介禅師、永平寺に再住する 義演禅師の本懐 瑩山禅師、寂円禅師に参ずる 瑩山禅師、維那となる 義介禅師、加賀の大乗寺へ 瑩山禅師、お悟りをひらく あたりまえのことをあたりまえに行う道 みな平等であるけれども、個々の独自性がある 義介禅師の示寂 曹洞宗の確立 道元禅師が教える生きる智慧 道元禅師法系関係図 引用した資料 参考図書

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