廃藩置県 近代国家誕生の舞台裏

角川ソフィア文庫

勝田 政治

2014年10月25日

KADOKAWA

968円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

合意成立は決行のわずか5日前だった!西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允ら、薩摩・長州藩の指導者によって計画は極秘に進められ、明治天皇の一方的な電光石火の早業として断行された「廃藩置県」。たった一片の詔書で藩が消滅したのである。突然に権力を剥奪された藩主たち、混乱に陥った領民たちに何が起こり、そのとき彼らはどう動いたのか。県制度を生み、中央集権体制を確立させた、知られざるクーデターの実態に迫る! 序章 藩が消えた日 第一章 維新政権が誕生したとき 1 王政復古の大号令 2 府藩県三治体制の成立 3 戊辰戦争は何を変えたか 第二章 版籍奉還と藩体制 1 木戸・大久保の画策 2 「土地人民返上」を申し出た藩主たち 3 封建か郡県か──地方制度の模索 4 藩主の領有権が否認されたとき 第三章 中央集権化への道 1 逼迫する藩財政 2 「藩制」の制定 3 西南雄藩の反発 第四章 一大飛躍としての廃藩置県 1 廃藩建白の動き 2 親兵創設の威力 3 混迷する政府改革 4 廃藩断行へ 第五章 廃藩置県の衝撃 1 反乱はなぜ起きなかったのか 2 「旧藩主引留め」一揆 3 外国人がみた廃藩置県 第六章 明治中央集権国家の誕生 1 中央官制の改革 2 旧藩勢力との断絶 3 明治集権システムの成立 終章 岩倉使節団の出発 あとがき 文庫版あとがき 参考文献 索引

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