黒の間奏

「大阪へ帰ろう、ユキ。嫌やというても、連れてくけどな」-昔、ユキを囲っていたやくざ、龍崎がユキを取り戻しに現れた。おびえるユキ。だが、果てしない懊悩のなかで呻いていたレンは、意を決してユキへの愛を告白、ユキを守るために龍崎に立ち向かったのだった。「勝負して下さい。僕が勝ったらーユキは僕が…いただきます」レンが切り出した、命を賭した“勝負”とは？愛の神話は、ついにクライマックスを迎える。