推定少女
角川文庫
桜庭 一樹
2008年10月25日
KADOKAWA
704円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣篭カナは、逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。黒く大きな銃を持ち、記憶喪失を自称する白雪と、疑いつつも彼女に惹かれるカナ。2人は街を抜け出し、東京・秋葉原を目指すが…直木賞作家のブレイク前夜に書かれた、清冽でファニーな成長小説。幻の未公開エンディング2本を同時収録。
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(無題)
ラノベだ。義父殺人(未遂)してしまったかもしれない巣籠カナと宇宙人かもしれない記憶喪失の白雪。逃亡先で出会ったのは同い年の少年、千晴。3人は楽しい冬を過ごし、それぞれの道を歩み始める。エンディングは3つ用意されていた。1. 放浪、2. 戦場、3. 安全装置。3が好きだ。どうしようもなくラノべな作品だけど、表現がとてもとてもきれいで気に入った。どこまでが実際に起きた話なんだろう。リセットされたのはどの現実なんだろう。新海誠監督に映画化してほしい作品。
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