路上の伝説

朝倉 未来

2020年12月24日

KADOKAWA

1,430円(税込)

ある日、先輩から連絡が来た。 ーー抗争になる、お前の力が必要だ。 隣街の暴走族との総力戦。 中間地帯に集められ、俺たちは対峙した。 全員で激突したら、どちらが勝っても共倒れになってしまう。 総長同士で話し合った。 その結果、一番強い奴同士だけで決闘させて、それで勝敗を決することになった。 行くのはお前だと、指名されたのが俺だった。 俺はまだ無名の喧嘩自慢。暴走族にも入ったばかり。 けれどそんなこと関係なかった。 強い奴とやれるなら、相手は誰でもよかった。 顔も名前も知らない、敵の族の代表と対峙する。 始まるや否や、飛びかかってくる相手の顎に、俺は左フックを打ち込んだ。 そのたった一撃で相手は失神し、二つの族の全面抗争は一瞬で終結した。 ーーその日から、俺は“路上の伝説”と呼ばれるようになった。 第一章 子供時代 恵まれた身体能力 空手との出会い 地獄の生活 相撲を習い始める 様々な限界 喧嘩を売られ始める 不器用な真面目さ 学校のわずかな思い出 変わった子供と家族 第二章 路上の伝説 喧嘩三昧の中学生活 喧嘩から本当の友達が出来る 高校を三ヶ月で辞める 五〇対二 タイマンするために暴走族に入る 家を出て、名古屋に行く なぜ副総長なのか “路上の伝説”の誕生 極道との軋轢 極道との知らぬ間の争い 暴走族と女関係 バイクについて 第三章 少年院と格闘技 スリルの終わり 鑑別所での手紙 少年院に入る 意外と勉強出来た少年院の生活 母親との交流、格闘技との出会い 出院、そして“THE OUTSIDER”へ 禅道会豊橋道場に入る 仕事をしながら格闘技を修行する 地下格闘技大会に参戦して実績を積む DEEPの舞台で勝利の喜びを知る 第四章 アウトサイダーの英雄 念願のTHE OUTSIDER参戦へ 豊橋を代表する選手へ 負傷と敗北 再起への道 たくま、アウトサイダー・デビュー 運命のDark Rikuto戦 六五ー七〇キロ級で再起を図る トーナメントを制覇する ミスター・アウトサイダーを倒す リベンジ、そして未曾有の二階級制覇へ 第五章 終わり、そして始まり 下がるモチベーションと無効試合 RIZIN参戦へ向けて タイトル剥奪とROAD FCへの参戦 新天地・東京へ THE OUTSIDER卒業 地元・愛知で念願のRIZINの舞台に 修斗のレジェンドを倒す

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