闇の歴史、後南朝

後醍醐流の抵抗と終焉

角川選書

森茂暁

1997年7月31日

角川書店

1,650円(税込)

人文・思想・社会

戦国の世へと傾斜する室町時代の歴史の中で、旧南朝勢力は、最後の光芒を放つ。かつて約60年にわたって北朝と対峙し続けた南朝勢力が、両朝合体と同時に消滅するはずはなかった。旧南朝の皇胤たちは、室町幕府の抱える諸矛盾と結びつくかたちで、さまざまな「抵抗」を示す。その最たるものは、内裏を襲撃して三種の神器の一つである神璽を持ち去った「禁闕の変」であった。しかし彼らはやがて抹殺される。史料によってその動静が確認できるのは、合体後約90年間である。近・現代史にも影を落とすその歴史に光を当てる。

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