異界と日本人 絵物語の想像力

小松 和彦 / 角川書店装丁室

2003年9月8日

KADOKAWA

1,650円(税込)

人文・思想・社会

古来、日本人は未知のものに対する恐れを、異界の物語に託してきた。日常の向こう側に広がる異界では、陰陽師が悪霊と戦い、狐が美女に姿を変え、時間の流れが歪む。酒呑童子伝説、浦嶋伝説、七夕伝説、義経の「虎の巻」など、あまたある異界の物語を絵巻から読み解き、日本人の隠された精神生活にせまる。妖怪研究の第一人者が贈る画期的異界論。

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