日本絵画の見方

榊原 悟 / 角川書店装丁室

2004年12月10日

KADOKAWA

1,870円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

「もの」としての日本絵画はさまざまな情報を含んでいる。材質・形状・画面の形、落款・表装・画賛など、目に見える構成要素から作品の真贋や来歴、制作年代などを知る、鑑賞と理解のための基礎知識。 〈目次〉 第一章 作品を「見る」    一 鑑賞のために    二 糞をしたら    三 排便の作法    四 「もの」史料と画証史料    五 『餓鬼草紙を見る 第二章 作品とは?    一 ホンモノであること──真贋問題    二 代筆の含む問題──酒井抱一の場合    三 『宴遊日記』から    四 将軍画像の制作──御用絵師の仕事    五 共同制作の含む問題 第三章 模倣と似せ物    一 筆様を倣う    二 鑑賞の場から──探幽評価    三 古法眼・定家を蒐める    四 雪舟を買う    五 振舞の席で──雪舟を掛ける 第四章 贋作をめぐって    一 贋作者たち    二 贋作を裸にする──    三 贋作・模作・盗作    四 狩野亨吉の提言    五 調査ノートを見せよう 第五章 作品という「もの」    一 材質と形状    二 さまざまの画面形式    三 画面の「かたち」    四 折れ曲がる画面    五 「山水画」の「かたち」    六 秋田蘭画と広重の風景画 第六章 「もの」は嘘をつかない    一 両面金屏風    二 金箔の仕様・方式    三 旅先と流謫の島で 第七章 画面をつくる    一 絵巻の料紙    二 料紙から分かること    三 『玄奘三蔵絵巻』を見る    四 屏風絵の画面    五 襖絵の画面 第八章 断簡と復原    一 物言わぬ「もの」    二 意味の喪失    三 引き裂かれた麝香猫夫婦    四 襖絵から屏風絵へ    五 広がる波紋 第九章 落款印章あれこれ    一 落款印章とは    二 款印章とは    二 款印の分析    三 款印を入れること    四 款印に遊ぶ 第十章 画賛・識語・奥書    一 画賛を読む    二 識語の語ること    三 奥書の検討 第十一章 付属品も見てみよう    一 表装──絵を装う    二 箱──絵を収める    三 添状──絵を語る 第十二章 粉本のこと    一 粉本とは    二 粉本主義の病弊    三 粉本の効用──典拠主義 あとがき

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

5

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

2

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください