江戸名所図屏風を読む

黒田 日出男

2014年9月23日

KADOKAWA

1,980円(税込)

人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術

かぶき者たちと遊郭の賑わい、船遊びや湯屋の遊興・歓楽的な景観、一邸だけ描かれた武家屋敷・向井将監邸と家紋。近世初期風俗画のさまざまな謎から、屏風の注文主と制作時期を割り出す見事な歴史推理を読む。 〈目次〉    プロローグ 近世初期の江戸図屏風とその読解 1 歴博本「江戸図屏風」をめぐる近年の動向 新たな読解へ 2 出光本「江戸名所図屏風」の研究史 3 動物で浮かび上がる景観年代 運送手段としての馬と牛 4 浅草三十三間堂の創建 景観・制作年代の上限は寛永二十年 5 「江戸名所図屏風」の全体的読解へ 6 「船遊び」と幕紋の船 船の読解 7 向井将監家の人々 注文主を絞り込む 8 十七世紀中頃の「かぶき者」 人物表現と風俗の読解 9 注文主─「かぶき者」の趣味と願望   エピローグ 作品誕生の現場へ   主要参考文献   あとがき

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