日本人とユダヤ人

角川新書

山本 七平

2004年5月11日

KADOKAWA

880円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

ユダヤ人との比較というユニークな視点から展開される卓抜な日本人論。高いコストをかけて保険に入るユダヤ人、安全と水は無料が当たり前と考える日本人。機密を守り通すユダヤ人、「青竹を割ったように」「腹蔵無く」話す日本人。ユダヤ人とは、道路に裸のまま放り出された子供であるのに対して、日本人は甘やかされたおぼっちゃんだと著者は指摘する。ユダヤ人がなぜ迫害されてきたのかを徹底考察、アメリカという「帝国」亡き後の日本にも国際社会からの迫害が起こり得ると警鐘を鳴らす。みずからの戦争体験を踏まえ東西の古典、宗教を追究した深い歴史観を抱く山本七平ならではの日本人論の金字塔。

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みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2020年10月25日

なかなか理解が難しい本。バックグラウンドにギリシャ神話とか中東情勢とかの理解がないせいか?

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2019年05月24日

なかなか理解が難しい本。バックグラウンドにギリシャ神話とか中東情勢とかの理解がないせいか?

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2018年12月09日

長野の父の本棚にあったことを良く憶えている。日本人とはについて、齢50を前にして考えることが多くなり、古典的なものも含めて手に取っている。内村鑑三 代表的日本人、中根千枝 タテ社会の人間関係 そして イザヤ・ベンダサン 日本人とユダヤ人。 この本が出版されたのが1970年 自分が7歳の時だ。戦後25年 オリンピックから6年、大阪万博で高度経済成長の絶頂期。 これだけの硬い本が300万部も売れたこと自体が驚きだ。 二百三高地の伊地知参謀に対する反感をはじめとして、様々な悪口雑言が出てくるが、義憤 理を以ての糾弾である。引用されている旧約聖書やその元となるユダヤの詩などの真偽のほどは、浅学にして不明ですが、一筋縄では行かないことは事実。 それにしても、出版以来42年 何ら古さを感じさせない。

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