レボリューション

カドカワノベルズ

斎藤純

1993年5月31日

角川書店

811円(税込)

小説・エッセイ / 新書

岩崎慎也の死は、オートバイをともに愛した音楽誌記者・立木周作に、巨大化したロック産業への憤りを呼び起こした。フィルモア。70年代初期まで多くの名演を響かせたオーディトリアム。そのフィルモアを日本に作ると熱い想いを語る倉光に、周作は心動かされる。また、妖艶な音楽事務所の女社長・李咏梅との再会、そして貪る愛。ロックスターの死により、愛と死の奇妙な季節が訪れたのだ。ジャニス、ブライアン、ジム・モリソン…。彼らが歌う生と死が隣合わせた時代が、今、蘇る。気鋭が放つ大力作。本格音楽小説。

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