歪んだ素描

探偵藤森涼子の事件簿

カドカワノベルズ

太田忠司

1994年8月31日

角川書店

814円(税込)

小説・エッセイ / 新書

「求む、バカな人」-この珍妙な求人広告に魅かれて涼子はある日、一宮探偵事務所の門を叩いた。それは五年間続けてきたそこそこ楽しいけれど満たされないOL生活に別れを告げた直後のことだった。こうして自分にとって大切な何かを探すために彼女は人生を再スタートされる…。罪を犯さざるを得なかった人間たちの悲劇ー屈折した善意が他人を追いつめる果ては殺人者にさえしてしまう。「善意の檻」仕事も家族も捨てて故郷で人生をやり直そうとした男が哀しい結末を迎える表題作「歪んだ素描」など、涼子が人間の人に隠された深い悲しみや情念を見つめながら成長してゆく姿を描く、連作四編。傑作ヒューマン・ミステリー。

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