活きる
余華 / 飯塚容
2002年3月31日
角川書店
1,650円(税込)
小説・エッセイ
老人は語る。朗々と歌い上げる民謡に想いを込めて、時には笑い、時には涙を流しながら、自らの過去を語る。地主の放蕩息子はバクチに身を滅ぼし、親を亡くし、国民党軍に徴用される。飢えと戦闘の中で命を取り留めながら、解放軍の捕虜となり、ようやく家に戻れば降りかかる数々の病苦と災難…。その苦しみは想像をはるかに超えて苛刻だった。しかし、その人生を語る老人の姿は魅了されるほどに潔い。四十数年の時を経た今、老人が口ずさむ歌には、生き続けることの意味が重く響いているー。中国で二十万部を超えるベストセラーとなり、香港、台湾に続いて欧州各国で翻訳出版。世界的名匠、張芸謀監督により見事に映画化された。今もっとも高い評価を得ている現代中国の作家、余華の傑作、待望の本邦初訳。
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たきひろ
(無題)
中国の国民党と共産党の争いの中に生きる農民の話なのだが、涙なしでは読みきれない。フィクションでもそうとは言い切れないようなストーリーがとても気分を暗くさせる。これでもかというほど不幸の連続で、登場人物は悲惨なまでの運命の中を精一杯生きる。映画は本よりソフトなようだが、本を読んでしまうと悲しすぎて映画は見れない。
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