あやかし飴屋の神隠し

メディアワークス文庫

紅玉 いづき

2014年7月25日

KADOKAWA

583円(税込)

ライトノベル

「俺は、多分、なんだって、視える」 「僕は、大体のものは、つくれますから」  皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも“視えないものはない”という。妖しい美貌を持つ飴細工師・牡丹はその手で“つくれないものはない”という──。  二人の青年が営むは、世にも不思議な妖怪飴屋。奇妙な縁に惹かれた彼らは、祭り囃子の響く神社で今宵も妖怪飴をつくりだす。人と寄り添うあやかしの、形なき姿を象るために。あやしうつくし、あやかし飴屋の神隠し。

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