
断章のグリム(8)
電撃文庫
甲田学人
2008年8月31日
アスキー・メディアワークス
605円(税込)
ライトノベル
七月初め。金森琴里が自殺した。恋人の石田臣は、その理由について自分を責めていた。琴里の机の上に置かれた花瓶の前で落ち込み悩む臣。やがて、無言のまま乱暴に一本の白いユリを引き抜き、立ち去っていく。机の上にこぼれた水が広がり、その上に人間の足跡が浮かび上がったことに気づくこともなくー。人魚姫の“泡禍”事件から二ヶ月。一人残された海部野千恵を見舞いに、蒼衣は雪乃と離れ、再び海辺の町を訪れる。そして、蒼衣の目の前で繰り広げられたのは、琴里の母親の惨劇。彼女の死を悼み臣が持ち帰った白いユリは、決して枯れることもなく静かに風に揺れていたー。鬼才が贈る悪夢の幻想新奇譚、第八幕。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(1)
starstarstarstarstar 5読みたい
3
未読
3
読書中
0
既読
18
未指定
15
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
レビューはありません
登録しました。
シェア
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
©Rakuten,Inc
キーワードは1文字以上で検索してください
みんなのレビュー