ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜
メディアワークス文庫
三上 延
2011年3月25日
KADOKAWA
715円(税込)
小説・エッセイ / ライトノベル / 文庫
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
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(無題)
ライトノベル略してラノベとは「表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説」のことのようであります。日本のサブカルチャーの中から生まれた小説と言う事ですが、サブカルチャーなどトンと縁が無い年寄りのわが身としては、昔から三国志演義のように挿絵で読ませる本は有ったし、新聞小説は挿絵が入るのが当たり前じゃないか、何がサブカルチャーだなどとうそぶいてしまうのでありました。そうは言っても、読書人として時代のトレンドに触れて若い人の好みを知っておく事は大切ですから、と今回ラノベに初挑戦と相成りました。何かと理屈を付けたり、取説をしっかり読まなくてはもの事に取りかかれないのが、この世代の特色なのであります。 北鎌倉の古い住宅街の細い路地にビブリア古書堂がありました。店主の篠川栞子と店員の五浦大輔、そして客たちが持ち込む古書にまつわる様々な謎や事件を読み解いて行くというストーリーですが、何と言っても登場人物がよろしいんですね。大輔クンは大学を卒業しても就職先がないニートで大抵昼頃まで寝ております。大輔クンの住む旧大船撮影所付近から北鎌倉にかけては、変化のしようがないくらい住宅が立ち並び、大輔クンの雰囲気同様に空気が動かないのであります。このノンビリと過ぎ行く時間感覚がたまらないところであります。さてさて問題は、大輔クンが高校生の頃からの片思いのキミ、栞子さんであります。「ビブリア古書堂」のうら若き美貌の店主にして古書に関してはずば抜けた知識の持ち主であります。しかも非常に頭の回転が早く、優れた推理力を発揮する反面、初対面の人とはまともに話せないほどの極度の人見知りとあっては、大輔クンならずとも萌えちゃうのは当然なのであります。 さて、大輔クンがビブリア古書堂の店員として働き始める事と相成りました。それも栞子さんの立ってのお願いです。栞子さん、骨折して入院中でお店に出ることがかないわないのです。この本の筋書きは読切4話から成り立っております。1話毎に古書の物語が紡がれております。そして第4話に至って、お話しはとんでもない展開を始めてしまいます。ハラハラ、ドキドキが待っておりますよ、ご同輩。
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