小説日本興業銀行(第2部)

高杉良

1987年1月31日

角川書店

1,206円(税込)

小説・エッセイ

昭和23年11月、日本興業銀行の再建整備計画は大蔵省に認可された。3年余にわたる長く苦しい道程であった。難航したGHQとの交渉は、意を決した興銀首脳とESSのマーカット少将とのトップ会談で劇的な解決をみた結果であった。産業金融の主軸興銀の営業再開は、立ち直りの兆をみせる産業界にとっても明るい知らせであった。そのさなか、とつじょ興銀の若きエース中山素平に、日本開発銀行ヘの転出の話しがまいこんだ。戦後財界のかくれた立役者小林中が彼に白羽の矢をたてたのである。動揺する興銀内部…。復興の飛躍台に向う日本経済。戦後産業通史いよいよ佳境に。待望の第2弾!

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