イタリア幻想曲

貴賓室の怪人2

内田康夫

2004年3月31日

角川書店

1,870円(税込)

小説・エッセイ

学生時代に欧州を旅した浅見光彦の兄・陽一郎は、大理石の街カッラーラ近郊で一人の日本人青年と出会った。だが数日後、この青年は事故で死亡してしまう。それから三十年、同じ街で光彦が出会った初老の日本人画家も、やはり数日後に死体となって発見された。異郷の地でともに過激派組織に関わっていた二人の接点には、ヴァチカンの聖なる秘密が見え隠れする。二人の死は禁忌を犯したゆえの「神罰」なのか、それとも…。二千年前にゴルゴタの丘で行われたキリストの磔刑と、三十年前に日本の若者たちを熱狂させた「革命」の凄惨な末路ー浅見兄弟は、思想と信仰という、人間の生み出した崇高にして酷薄な怪物に敢然と立ち向かうが。

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