本日は大安なり

辻村深月

2011年2月28日

角川書店

1,760円(税込)

小説・エッセイ

一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。憧れの高級結婚式場で、同日に行われる4つの結婚式。それぞれの思惑と事情が臨界点に達した、そのときー。世界一幸せな一日を舞台にした、パニック・エンターテインメント長編の大傑作。

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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4.0
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2020年01月16日

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

(無題)

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3.1 2018年10月22日

本日は結婚式、しかも大安の設定とあってはこの小説、ハッピーエンドは当然の結末か。しかも、もうひと組がゴールインするというおまけ付きである。本作は、同じ日に同じ結婚式場で式を挙げる4組のカップルを複数視点でしかも時系列に同時進行で描いている。 双子の美人姉妹で、とにかく面倒くさい女・妃美佳、ワガママで見栄っ張り、幼児性格の玲奈、万事に控えめ、恋愛経験すらないりえ、そして、良妻賢母の手本みたいな女・貴和子を巡って物語が綴られる。 一番先に結婚式がスタートするのは、相馬家と加賀屋家である。つまり、加賀山妃美佳のお話である。妃美佳は一卵性双生児。姉の鞠香は、太陽のようにひとり燦然と輝いているのに対して妃美佳は太陽の光を受けて静かに佇む月のような性格だ。好みの男の条件は、眼鏡を掛けている事を第一にあげるくらいだから、美しい容貌からは想像もつかない内面を備える。そんな妃美佳のおメガネに叶ったのが相馬映一。垢抜けない外観通りに職業は地味な研究職。しかも、何より彼らしいのが女性の好み。曰く「ややこしい子が好み」と公言してはばからない。さらに、双子ゆえの葛藤と親密さが絡む。 キャピキャピギャルそのままの三十路女、大崎玲奈が次の十倉家・大崎家婚礼のヒロイン。ここではカップルの物語というより、玲奈に全てを奪われたウェディングプランナーと玲奈のバトルが中心となる。 33歳になるまで男から告白されたことのなかった白須りえ、そんな自分をよく知るえりは薬剤師の資格を取得して、お一人様の人生を覚悟していた。そんなりえの前に現れたのが、薬局の臨時職員・東誠である。無愛想で人当たりの良くない誠は、りえの家族に評判が良くない。そんな人間関係と雰囲気を一気に変えたのが結婚式当日の甥・真空の振る舞いだった。 そして、最後に貴和子。しかしこの日貴和子は登場しない。この日は貴和子の夫・鈴木陸雄と陸雄の得意先美容院の娘・三田あすかの結婚式だからである。

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