
翼に息吹を
熊谷達也
2011年3月31日
角川書店
1,870円(税込)
小説・エッセイ
昭和20年、知覧。特攻機の整備を担当する須崎少尉は、死に向かって旅立つ戦友たちをひたすら見送り続ける。そんな自らの存在に少なからぬ屈託を覚えつつも、淡々と激務をこなす須崎の前に、不吉な影を纏った特攻隊員・有村少尉が現れる。何度飛び立っても「機体の不調」を理由に戻ってくる有村に基地の空気は冷たい。しかしそれに同調できない須崎は、この戦場で決定的に自分が「局外者」であることを思い知る。そして5度目の飛行で有村が自ら命を絶ったとき、須崎の中にある衝動が生まれー戦後世代だからこそ描き得た、こよなく切実な戦争文学。
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